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[10代歳][男性]
【愛しきネックレスと銃声】

男は眠さに堪えきれず家につくなり椅子にもたれかかった。
この眠さをさますのには一体何が一番効率的かを考えた男はほとんど感覚の残っていない身体を無理矢理動かし最後の力を振り絞ってリビングからウイスキーを持ってくる。
本当はマーティニでも飲みたいところではあるものの、一年前会社が倒産してしまった男にはもはやマーティニを飲むだけの金もなかった。
通帳には金は既に一円もなく、借金の取り立て人が毎日の様にやってくる。
「はぁ」
長いため息だった。このため息で眠さと辛さと借金から解放されればいいのになとも思ったが現実にはそんな風にはいくはずがない。
男はウイスキーをロックのまま飲み始める。
元々水割りでしか飲んだことのない男にとってロックで飲む事は相当きついのであって男は一瞬顔をしかめたが、最後の飲み物とだけあって思いっきりコップを傾けて飲み干した。
眠気は無くなってはおらず、むしろよけいに眠気が悪化したように思える。
とにかく眠かった。
既に動くだけの力も気力も残っていない男にとって落ち着くことは何にもなかった。
「やはり、残ったものはこれだけか」
それは小さなダイヤのついたネックレスであった。大変小さくいくらげっそりと痩せ細っているとはいえどう考えても似合うはずのない女性用のネックレスであった。
そのダイヤの妖しい輝きを見るや、男はふっと笑みを浮かべてしまう。
「愛しいお前はいつまでもこの輝きを保っているのかな」
それは恋人への別れを告げるかの如く優しく、寂しい言葉であった。
男は決心し、立ち上がる。
ネックレスはテーブルに置き、ウイスキーもそのままの状態で置いておく。
そして側にあった金庫の中からとりだしたものは一丁の拳銃であった。
「さようなら、愛しき君よ」
その言葉は一発の銃声にかき消され、再び部屋は静けさを取り戻した。








初めまして、戴冠式前夜を運営する京と申します。
面白そうなページだなと思い即興で書かせてもらいました。即興故におかしな所もあるとは思われますがどうか堪忍して頂きたいです。


http://x101.peps.jp/354038/

8/28�^00:55[編集]

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[10代]

再び感想ありがとうございます。
それに紹介もありがとうございます。今までほとんど独学で書いてきたので是非その紹介していただいたページを利用させてもらいますね。

8/28�^22:48[編集]

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[10代][男性]

いえいえ、ほんとありがとうございます。
はっきりいってこの手のページはあまり期待していなかったんですが、確かに句読点は少なかったり多少拳銃とか無茶苦茶な設定は入っていますし、ご指摘の通りです。
ただ、その文章作法が守れていないというところを具体的にご指摘していただければ尚かつ参考になるので有り難いです。
句読点については今後留意します。

誠に感想ありがとうございました。
実際僕もその程度だなとは思っていたんですよ。ストーリーがあんまりにも抽象的過ぎて具体的ではありませんし。多分書いた僕以外は何が書きたいのかなとかって思ってしまいましたので。

8/28�^22:20[編集]

評価：★★☆☆☆

　はじめまして、感想人のミステスです。


　��(ﾟ□(ﾟ□ﾟ)な、なんと。
　まさかこんなに早く作品が投稿されるとは思いませんでした(￣▽￣Ａ

　早速ですが、よろしくお願いします(*^^*)


　さて、批評形式は★一つ10点の、0〜50点の五段階で示します。それぞれ、

50：絶対推薦作・文句なしである。
40：あと一歩で文句なしの良作。
30：かなりいい。好きです。
20：可もなし不可もなし。また、光るものがある。
10：不満が残る。よろしくない。
0：評価対象外・悪いというより判断し難い。

　というのを絶対の基準として使わせてもらいます。

　では、感想に入ります。


　ほほう、これを即興でとは、かなりセンスがありますね。掌編の作品というのをわかってらっしゃる。

　というかこの作品、指摘できる不備がほとんどありません。
　無理やり指摘するなら何で拳銃を持ってんだ、ネックレスは何故売らないんだ、酒を何で持ってるんだ。みたいにむちゃくちゃな指摘になりますね。
　ストーリーラインもしっかりしてて、描写も過不足ない。つかうまい部類に入るかと。人称もブレないし。

　目につく欠点は句読点が少ないこと、文章作法が守られていないことの二つ。

　内容は男の最後までを淡々と三人称で綴り、ネックレスもそれを際立たせるためのアクセントになってますね。


　すみません、こんな感想で(汗)。本当に内容に指摘できる箇所がない。欠点が少ない作品でした。

　句読点が少ないのは一度音読すればよくなりますよ、文章作法は追記にて推敲したものをそのまま載せるので確認をば。


　という訳で★二つ、20点を入れさせてもらいます。この手の話は好きですね、自分は。この文体を活かせばもっとレベルを上げられますよ。


　【愛しきネックレスと銃声】

　ちなみに題名は、作品に合ったよい題名です。これ以上のものはありませんね、ここからも作者さまのセンスを伺えます。


　という訳で。いや〜、なかなかでした(￣▽￣Aｱｾｱｾ←ほんとに焦ってる。

　もっとめちゃくちゃなインパクトがある作品がくるかと思ってただけに、こんな風におとなしい作品は予想外でした。

　では、これからもぼちぼちとこのサイトに来てくれたら嬉しいです。お疲れ様でした(*^^*)

　乱文失礼しますね〜、では〜。


▽追記

8/28�^02:15[編集]

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