すぴか [18歳] 【トロイメライの梯子(予定)】 唐突だけれども。夢を追いかけられるのは、それだけで才能なんだと思う。 ……夢を叶えた人達はその才能を持っていた。当然だ。夢は見るだけじゃ叶えられない。 追っかける事を止めてしまった時。 夢路から目を背けてしまった時。 それは夢から意味のない妄想へ早変わりしてしまう。 だから、才能。凡人には、夢路は過酷過ぎる。 少なくとも俺、深田恭介は夢路に弾かれた凡人という事だ。 小さい頃。安易に考えた将来の願望。あの頃は、何にでも成れると信じていた。否。信じる事すら忘れてしまうくらい、夢に真っ直ぐだった。 いつからだろうか。こんなつまんない考えしか出来なくなってしまったのは。 ほんとにいつからだろう。無限と広がっていた視野が、細く狭く頼りないモノへと変貌したのは。 でも。 そんなもんじゃないだろうか? 人間なんて。 所詮いつしか夢を見るのも止めてしまうものじゃないだろうか? 凡人なんて。 だから、別に夢を諦めた事に不満があった訳じゃない。不満があるのは現実に対してだ。 たとえば、「子供に夢を与える」と調子のいい事を言いながら、夢を見ようと頑張る者を徹底的に排斥するかの如く厳しい社会のルール。社会のシステム上、仕方ない事なのかもしれないけど、それだったら初めから夢を追わせる事なく安直な公務員を勧めていればいい。 いつだって現実は優しいフリして残酷だ。 高い高い曖昧なソラを目指して飛んでいるのに、蜘蛛の巣みたいな見えざる手は容易く翼をもぎ取ってしまう。凡弱な翼じゃ、境界を越えられない。……とうとう俺は越えられなかった。 ――そんな、夢を目指してた事すら忘れてしまっていた俺は、赤い赤い、静謐の音楽教室で一人の少女と出会う事になる。 そう。九月。俺は魔法と出会った。 ▽追記 4/26^20:54[編集] EZ W51S 59.135.38.186 [感想を書く] [最新順][古い順] スピカ] EZ W51S 59.135.38.185 ミステス おはようございます、ミステスです(*・ ・)ノ にしてもなんという(略 では感想などを書きますねw ■内容について これはいわゆる「ハルヒ型」のプロローグですね。まず最初に主人公のものの考え方を書いて、かつ後の展開の伏線を配置するやり方。 ここで大切なのはその「魔法」との出会い、インパクトがありなおかつ端的なエピソードなのですが(ハルヒなら「宇宙人未来人〜」)、それがないじゃないか! ここがツッコミどころかなw あまり難しいことは言いませんが、こういうタイプの冒頭は、結末まで一直線のレールがあるという意識が必要になるかも。魅力的なキャラクターで引っ張るべし。 ■文章について 文章はそれなりにこなれてますね。ただ、ちょっと倒置文が多いかな? 夢、才能、社会、蜘蛛、空などの言葉が印象的。後の展開に絡むのかなーなんて。 ■跋文 短いですが、こんな感じ。ではでは、最近雑記を更新してないナマケモノなミステスでした(*・ ・)ノ 4/27^07:31[編集] SoftBank 810P 123.108.237.28 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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