とんがりボウシと魔法の365にち 〜ほしぞら魔法学校より〜 Part3
94話*噂をすれば、なんとやら

「ほらほらーっ、それともやっぱり

あれはウソだったのかな?」

「う、うるさいな!

どうでもいいでしょ、どっか行け!」

ていうか、本当にいつまでいる気なの!!??
いい加減帰ろうよ!

……そもそも、当初の目的は起こすことなのでは?

「やーだよっ!

本当のこと言うまで帰らなーい」

「じゃあ、いい。あたしがこの部屋出る」

あたしが部屋を出ようとすると、
ゆうきが腕を掴んで言った。

「ふーん、じゃあ嫌いってことでいいのね、分かった」

「そっ、そんなこと言ってない!」

「えー、だって好きとも言ってないしぃ。

つまり好きじゃないんでしょ、嫌いなんでしょ〜?」

う、ウザい、かなりウザい。

あたしの関わりある人間でここまで
ウザい人は、ゆうきくらいだ。
きっと……!

「……お前らは、ドア全開で

何をやってるんだよ……」

「あ、てんま」

そこへ最悪のタイミングで
本人が来てしまった。

も、もう逃げよう、うん!
何て思われようと構わないよっ!

「あーっ、こら、ショート、待ちなさいよっ!」

「う、うるさいアホゆうきーっ!

死ね! 死ね! ゆうきのバカーっ!」

あたしは顔を真っ赤にさせながら
全力疾走で自分の部屋どころか、
学生寮の外へ行った。

「何でゆうきはあんなにウザいんだろう」

っていう、ものすごく今さらの疑問を呟いた。

「もう、どうなったっていいんだから……」

ていうか、そんなこと言えるくらいなら
苦労しないよね……。
自分だって、あさひにんなこと言ったこと
ないくせに……。

「……よし、仕返ししてやろう」

そしてまた、訳の分からない方向へ進んでいく。

でも、昔からそうだったもんね!
やられたらやりかえす、当然のこと!
……って思ってる!!!!

「そういうわけで、皆に見つからないように

Apple魔法学校に行こうっと!」

あたしはさっきまで歩いていた道を引き返し
学生寮に戻った……。

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