翌朝……またコハがほしぞら魔法学校に来る。 あんなに遠いのに……。 あたしだったら、最終的に行かなくなりそう……。 「ショートーッ!!」 朝っぱらからあたしの名前を大声で呼ぶのは…… 外見女の子、中身男のゆうき。 あー、そういえば昨日あさひとどうしたのかな? 「ゆうき……朝っぱらから元気だね」 「いつものこと……っいうか、アンタのテンションが低いだけよ。 ところで、今りんねの部屋にいる黄色い髪の男子がりんねの知り合い?」 「うん、そうだよ。 てか、ゆうきは昨日どうだったの? あさひと……」 「べ、別に何も」 そう言うゆうきの頬が赤く染まる。 ……絶対何かあったね。 何したんだろう? まあ、あたしが最初色々言っちゃったけど。 「な、何よその顔はっ……!!」 「……絶対何かあったよね。 あたしだって色々言ったんだから、ゆうきも教えてよ!!」 ……うん。 色々言わされたよ。 だからあたしだって知る権利あるよね……!! 「……っ、な、何もしてないってば!! あたしのことは放っておけ!!」 ……チェッ。 じゃあ後であさひに聞きに行こう。 あさひなら大体教えてくれるから。 「そんなことより、りんねの知り合い!! あの子何て言うの?」 「え、コハのこと?」 「コハ……? あの子コハって言うの?」 「あ、コハは愛称みたいなものだよ。 本当はコハネっていうんだ」 「へぇ……」 ゆうきが顎に手を当てて何かを考えているようだ。 …………何する気だろう。 そう思っていると、そこに丁度りんねとコハが。 「あら? ゆうきにショート……。 何をしているの?」 「ショートおはよーっ!! ……ん? 見たことない人がいる……」 別に何もしてない……。 強いて言えば、昨日のこと話してたみたいな。 りんねとコハは何してたんだろう? 「あっ、りんね……!! この子がコハネ?」 「そうだけど?」 「オレがコハネでーす。 りんねの幼馴染みだよ!!」 「え、知り合いレベルなんじゃ……?」 ……ゆうきも同じこと聞いてる。 「え、いや幼馴染みだよ!! りんね何で知り合いって言うの!!?? 距離感半端ないよ!!」 「い、いいじゃない。 知り合いの何がダメなのよ……っ!!」 りんねは昨日のように頬を赤くする。 ……何で幼馴染みって言わないのかなぁ? [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
[編集] |