とんがりボウシと魔法の365にち 〜ほしぞら魔法学校より〜 Part3
117話*コハネとあさひと……

「あっ、あたし用事あるからっ……!!」

そう言ってりんねは駆け足でどこかへ行ってしまった。
すると、ゆうきも思い立ったように言う。

「あっ、あたしも用事あるから!!

じゃあね!!」

……って、えぇっ!!??
あさひとコハはっ……!!??

「ほ、本当に行っちゃった……!?」

せ、せっかく二人とも来てくれたのに……。
特にコハなんて、遠いとこからわざわざ来てくれたのにね……。

「ど、どうしよっか……?」

「うーん、せっかく来たから、どっか行こうよ!!」

……相変わらず前向きなあさひ。

まぁ……、だからあのゆうきと何年間も付き合ってられるんだろうね。

「コハも行く?」

「あっ……うん!!」

そんなこんなであたし達3人は海に行くことに……。

まだ、海の水は冷たいだろうけど。
……春だし。

「あー、やっと着いたよ!!」

「あんまり風吹いてないね」

「あたし的には風が弱い日の方がいいけどねー」

「あー、ショートはいつもスカートだもんねー」

「そ、そういう意味で言ったわけじゃっ……!!」

「あはは!!」

あさひってば何言ってるの!!??
しかもコハまで笑ってるし!!!!

あたしは別にそういうことじゃなくて……
風が強い日は目に砂が入るし!!
砂浜あるからっ!!

「……って、あれ?

あそこいんのてんまじゃない?」

コハが指をさす。
その先にはてんまが……。

な、何でこんなところに……?

「おーいっ、てんまーっ!!!!」

……な、何で呼ぶの!?
うああ、気付いちゃったよっ……!!

「何だ、お前ら来てたのか」

「まあ、りんねもゆうきもどっか行っちゃったけどねーっ!!!!」

コハが笑って言う。

いいのかなぁ……?

「ふーん……。

それで暇になったのか……」

「そういうことだね!!」

暇っていうか、なんていうか。
二人ともまったく気にしてないんだね……。

「……で、何でお前がいるんだ?」

「あっ、あたしは……な、何でいるんだろう?」

「それはあれだよ、男だけじゃつまらないからだよ!!

一応ショート女だし」

「一応!!??

あたしは正真正銘女の子だよっ!!」

「まあ、そういうわけだよ」

……本当に?
っていうか、そんなこと一言も言ってなかったよね……?

「せっかくだからてんまも一緒いるー?」

「まぁ……いいけど」

な、何でそうなるのかなっ!!??

[先頭ページを開く]
[指定ページを開く]


<<重要なお知らせ>>

@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
@peps!・Chip!!は、2024年5月末をもってサービスを終了させていただきます。
詳しくは
@peps!サービス終了のお知らせ
Chip!!サービス終了のお知らせ
をご確認ください。



w友達に教えるw
[ホムペ作成][新着記事]
[編集]
無料ホームページ作成は@peps!
無料ホムペ素材も超充実ァ