結局、てんまも一緒にいることに。 ……まぁ、どのみち同じ場所にいることになるんだけど。 「ていうか、あたし一人で女子……」 「紅一点ってやつだねー」 あぁ……、男の中に女が一人……ってやつだね。 ……さっき一応とか言われたような気もするけど。 「そういえばさー、ゆうきとショートって仲いいの? それとも仲悪いの?」 「び、微妙かな……」 「お前だけだよな、ほしぞら魔法学校内であそこまで多数にいじられてるのは」 「そっ、そんなことないよっ!!!!」 い、いじられてなんかない!! 断じて認めん!! 「そうなんだー。 まあ、オレはてんまの言ってること合ってると思うけどね……」 こっ、コハ!!?? 何を言ってるの!!?? 違うからーっ!!!! 「それにしても、ゆうきもりんねもどこ行ったのかな……。 大して行けるとこなんてなかったと思うんだけど……」 「さぁ……。 ゆうきにおいては別の魔法学校に行った可能性もあると思う……」 意外とゆうきは知り合いが多いからね……。 でも、余計なことは言いふらさないで欲しい。 「つか、二人ともどっか行くって何をしたんだよ」 「僕が事実を言ったらどっか行っちゃったんだよ……」 「……オレも」 「事実?」 「あさひがゆうきの彼氏ってことと、コハがりんねの幼馴染みってこと」 「ふーん……」 何がダメなんだろう……。 あたしにも分からないよ。 「……まあ、ゆうきのはいつものことだし。 二人とも照れてるだけじゃないか? むしろ何で同じ女子が気付かないんだよ」 「あたしにはそういうの分からないもん!! それくらい言ったっていいと思うし」 あたしがそう言うと、てんまは呆れたような顔をする。 ……分からないものは分からないもん!! 「ていうか、ゆうきもりんねもお前に負けず劣らず素直じゃねぇよな」 「う、うるさいなぁっ!!」 どうせ素直じゃないですよーだっ!! [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
[編集] |