……うぅ。 ゆうきに髪の毛引っ張られたせいで頭が痛いよ……。 しかも、せっかく結んでたのに、ほどけそうだし……。 「ショート、髪の毛グッチャグチャだよ」 「うん……知ってるよ……」 ゆうきにさっきやられたからね!!!! でもクシないし……。 手だけじゃ上手く結べないし……。 このままほうっとくか!!!! 「……で、何する?」 「……何しようか」 やることがない。 どっか行ってもゆうきに怒られるだろうしなぁ……。 「ところで、コハネは本当にりんねのこと友達以上には思ってないのか?」 「……? うん」 「……言ってる意味理解してないのにうんって言うなよ……」 「あはは……じゃあどういう意味?」 「……りんねのこと、特別に好きかってこと。 異性として好きだと思うか?」 「さぁ?」 さ、さぁってコハ……。 ていうか、そういう意味だったんだね!! 「……ショート、今理解したって顔してるけど、本当に今の今まで理解してなかったんだね……」 「い、いいじゃん……っ!!」 「だよね、分からないよねー。 オレも今やっと理解した」 「そっ、そうだよね!! きっとあの二人がおかしいんだよね!!」 「そうそう!!」 あたし達は普通だよね!! そんなこと理解できるほうがおかしいんだよね!! 「……おい、あさひ。 この重症な鈍感二人を何とかしてくれ。 果てしなくやりづれぇ」 「ボクには無理だよー。 ていうか、この二人の頭がどうなってるかがすごく気になるよ……」 む? あたし達は普通だよ!! 「正直、コイツと同レベルの鈍感に会えるとは思ってなかった」 「……だよね。 まぁ、ショート何においても鈍感だと思うけどね」 「な、何でよーっ!!?? あたしそんなに鈍感じゃないよ!! ……多分」 「………………」 て、てんま……その哀れな目で人を見るのやめて……!! なんか悲しくなってくる……!!!! 「それにしても、ゆうき遅いね」 「やっぱり見つからないのかな?」 「まぁ、ゆうきの低脳じゃあちょっとね……」 あたしがそう言うと、誰かに髪の毛を捕まれた感覚がした。 …………え? 「誰が低脳ですって……?」 「ゆ、ゆうき……!!?? あ、ちょ……ハゲるから!! ひ、引っ張らないでよ!!」 「……ったく。次言ったらそのツインテール切り落とすから」 「ごめんなさい!! もう言いません!!」 ゆうき……怖すぎるよ!! [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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