とんがりボウシと魔法の365にち 〜ほしぞら魔法学校より〜 Part3
132話*訳がわからないよ

「じゃあ僕は帰るからあとは3人で頑張ってねー」

とだけ言ってあさひは本当にApple魔法学校に帰ってしまった。
そして残ったあたし達はりんねを探すために何故か二手に分かれようということになった……んだけど。

どうして3人で分かれて探さないのかな?

「どうして片方2人なの?」

「「お前が方向音痴だから」」

……泣いていいかな泣いていいよね泣きます泣かせてください!
あたしが方向音痴だからって何、どういうこと!!??

そりゃちょっとは方向音痴だけど……いくらなんでも自分のいる町で迷ったりしないんだから!

「絶対大丈夫だから! 大体りんね探すのと方向音痴関係ないでしょーっ!!??」

「……まぁそうかもしれねーけど、お前は方向音痴に加えてゆうき同様人を探す能力ないし最終的に迷いそうなんだよ」

「そうそう。だから実質ついてくるだけかなー」

「うわあああああ何それ悲しすぎる!
じゃなくて、一人で行けるもん! って何だこの発言あたしは幼稚園児か!!??」

「まるで初めてのおつかい」

「幼稚園児に失礼だから謝ってこい」

えっ、あたし幼稚園児以下なの!!??
おかしいよね! 半年以上前に中学校卒業したんだけどな!

「……あ、ショートちょっとこっち来て」

「え? 何急に……まだ話終わってないと思うんだけど」

「いいからっ」

……何だろう?

「ね、ショートってさ、てんまのこと好きなんでしょ?」

「…………へ?」

……え、えぇっ……?
な、ななななな何でコハが知ってるの!!??

「実はりんねに聞いちゃったんだ!
というわけでてんまと2人で探してきなよ!」

「な、な……何言ってるのコハ!」

「というわけでオレ行ってくるねー!」

バイバーイ、と元気よく手を振りながら去っていく。
あさひといいコハといい……勝手すぎるよぉーっ!

「あれっ、コハネどこ行った!!??」

「もう行っちゃったよ……というわけであたしは樹海にりんねを探しに行」

「けるわけないだろ樹海とか死ぬぞ。
いいからさっさと行くぞ。めんどくさい……」

「ちっ……しょーがない、てんまの髪の毛を燃やしながら行くかぁ」

「うわぁーっ、お前いつの間に!?
つか何やってんだ馬鹿!」

あたしの手の中にはライターが。
実はさっき拾ったんだよね。
しかし何かデジャヴ……。

「……ったくお前はほんとロクなことしねーよな……。
手があいてたら何かしそうだから手錠かけとくか」

「それこそ一体どこから!」

え、何? てんまって常に手錠なんか持ってるの?
おかしいよね何のために使うの!!??

「ほれ行くぞ」

「うわぁーんっ、てんまのバカヤローッ!」

後で絶対仕返ししてやるんだからぁーっ!

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