1/1ページ目 2009年4月18日深夜1時。新宿のとある路地裏…ーー そこには、一つの影があった。 「へへっ、これで今回は儲けたも同然…ーー」 男は笑いながら、スポーツバックを開けた。 中には大量の札束が入っている。 男は道の脇に座りながら 「ひーふーみー…」 と札束を数え始めた。満月が美しい夜だった。 ふと、男は誰かに見られている感じがした。 顔をあげて見ると、男の前に自分のではない、もう一つの影があるのに気が付いた。その影は月明りを真後ろから浴びているせいか、とてもはっきりしている。 男が横の方に視線を映す。そこに立っていたのは…なんと女だった。それも制服を着た女子高生だ。 「だ、誰だ!お前!」 男は座っていた所から急いで立ち上がり、お金の入ったバックを後ろ手に提げた。 女がコツコツと足音を立てて、男に近付いてくる。 「く、来るなー!!」 男はナイフを胸元から取り出し、女に向けた。 だが、女は怯む様子もなく、男の前までやって来る。 「う…うおおぉぉ!!!!」 男が雄叫びをあげて、ナイフを振り上げ女を刺そうとした瞬間…ナイフが女によって蹴り飛ばされた。 男の手からナイフが抜ける。ナイフは宙を舞い、男の後ろの方に落ちた。 男がひきつり、青ざめた顔であとずさる。 その時、女がいきなり男に笑顔を向けた。それも眩しいくらいのものを。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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